■西吾妻山・兵子・一切経山・微温湯温泉 縦走 2023年08月22日から2023年08月27日


 今年の夏は福島の山を縦走することに決めまして、西吾妻山へ向かって出発。
 まず、大宮から新幹線で郡山へ。

 07:05 大宮発 新幹線
 08:19 郡山着
 08:29 郡山発
 09:10 猪苗代着(6710円)
 09:20 猪苗代駅発シャトルバス


  

 朝ごはん代わりに駅弁を駅で購入。
 上皇様の好物らしいと聞いて、いままで買ったことなかったチキン弁当を購入。

  

 中身はチキンライスとでっかい唐揚げ。
 唐揚げは肉がほとんど無くて衣ばっかりでパッサパサ。上皇様にこんなモノ食わせていいの!?
 付属してるレモン汁のおかげで唾液が出るのでなんとか食える感じかな…マズくはないけど、お年寄りに食わせるにはしんどくない?

  

 郡山から磐超西線に乗り換えて猪苗代へ。
 2両しかない電車なんですが、平日はまあそれほど混雑してないので座れて助かる。
 途中で大きく磐梯山が見えてくると社内に磐梯山の解説のアナウンスが。
 今回もできれば登りたかったんですが宿がとれず断念。またの機会に。

  

 猪苗代駅から西吾妻山へはグランデコリゾートの送迎バスを利用。
 事前予約が必要ですが、ホテル宿泊でなくてもロープウェイまで無料で送迎してくれます。
 平日ってこともあって利用者は俺一人だったのでなんだか申し訳ない気分になりましたが、タクシー使うを結構お金かかるしありがたい。

  

 西吾妻山にはいくつも登山ルートがありますが今回は南側のグランデコリゾートのゲレンデから登るルートから。
 ロープウェイを使わず登ることもできるんですけど、登り始めの時間が遅いため下山が遅くなりすぎるのでロープウェイ利用。
 みんな絶対やらかすと思うんですが、ロープウェイに直行しても乗れないので注意。
 乗車チケットは手前のアウトドアショップなんかの入り口の券売機があるので買ってから行きましょう。
 どうでもいいけど、お客さんがまったくいなくてすんごいヒマそう…

  

 山頂駅から右手に進むと登山口が。
 スキーのゲレンデを登っていき感じですがアサギマダラ飛来地になっていて虫網かまえた人たちが結構いました。

  

 花が咲き蝶の舞う道を登って行く気持ちのいい道。
 幸い薄曇りなので日差しによる暑さはそれほどでもないのでこの辺りまでは快適。

  

 ゲレンデを登りきって小さな沢のようなところを渡って岩場に入り込むあたりから本格的な登山道へ。
 大きめの石がゴロゴロし、地面が水浸しのエリアを登っていきます。湿度も急上昇して急にキツくなってくる!
 苔と岩だらけでちょっと八ヶ岳を思いだしますな。

  

 足元が悪いので速度が上げられずコースタイムたっぷりかかってしまった。
 開けた所に出ると西大嶺がそろそろ。

 西吾妻山の山頂は展望がないのでこの辺りの眺めが良い。
 雲がかかってしまってるんですけど、風があるのでときどき景色が見えて良い感じ。

  

 ここから西吾妻小屋の方へ行くワケですがルートがいくつもあるのであれどっちへ行けばいいんだ…?
 とちょっと迷いますが、実は登ってきた道の途中に分岐があったのね。登りの時は気がつかなんだ。

  

 いったん下るワケですが道筋が上から見通せて実に良い感じ。
 途中に水場がありますが、薄い沢というか道端から流れ込んでるヤツなので飲むのは相当抵抗あるかな…

  

 西吾妻小屋は無人の避難小屋。
 ちょどいい感じの地点でトイレがあるのでありがたい存在。
 この辺りから木道の敷かれた湿地エリアですが雨不足すっかり干上がってます。地面ひび割れてるし。

  

 岩場を登って10分ほどで山頂ですが、ご覧の通りのがっかりピーク。写真だけとってすぐ進む。
 ピークからいったん下ってまた登り返し、天狗岩へ。
 大きな石がゴロゴロ転がる広場に出ますがここにある社が吾妻神社。

  

 ただ社へ行く道があるわけではないので転がってる岩をつたわって行くことになって結構たいへん。
 あと広場が結構広いので登山道を見失いかねないので注意。登山道には道路標識みたいな目印があります。

  

 ここから天元台に向けて下山開始。
 山の南側は、南風で運ばれてくる雲が滞留してて曇りがちでしたが、
 北側は晴れ間が多くて日差しがキツイ!!
 降った先の水場の水が冷たくてありがたい!!念のためここで水を補給。

  

 下山するハズなんですが水場のエリアが大凹となってる通りかなり下ったせいで、
 再度の登り返しが結構しんどい。木道エリアを抜けて、岩場を登って降りるとゴール。
 シーズン中は、スキーの場のリフトが営業しているのでリフト天元台に降りれます。
 つかまったく人がいないのにちゃんと営業してるのか心配になったんですがちゃんと係員の人いてくれてよかった!(笑

  

 どうでもいいですけどこのリフト、スキーシーズンに使うものだから地面から4、5mの高さあってネットもないのでちょっと怖い。
 麓の方まで景色が見渡せるので眺めは最高。3基のリフトを乗り継いで30分以上かけて天元台へ。
 営業終了ギリギリにたどり着いたんですが、俺一人が降りるまで係の人みんな待ってると思うと若干申し訳ない。

  

 結構立派なリフトやロープウェイがあるんですが施設の人以外人っ子一人いない…
 レストハウスの食事処は営業終わってしまったので、ロープウェイ駅でアイスクリーム買って食べたんですが、
 なんかエラい歓迎様だったような…コーヒーまで出されてしまった。ヒマすぎてやっと客きた!って感じだったんだろうか。

  

 せっかくなので展望台にも行ってみたんですが素晴らしい眺め。米沢市が一望できます。
 いい時間になったので今日の宿のペンションアミティエさんへ。
 ペンション村の中にあるんですが、周りが廃業して廃墟になってるペンションだらけの中で、
 しっかり営業しててお一人様もOKのありがたい存在。

  

 部屋にはクーラーとか無いんですが、標高が1300mほどあるので日が暮れてくるとぐっと涼しくなるので問題なし。
 温泉はないですがお風呂で汗流せるだけでだいぶ違いますしね。

  

 なにより食事が素晴らしい!
 ミニコースが提供されますけど、前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートと出てきて大満足。

  

 これで一泊9500円なんだからかなりお得な感じしますな。
 うーん、スキーしないけど、機会があればまた来たいかもしれない。


  ■ 西吾妻山・兵子・一切経山・微温湯温泉 2日目 へ








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